初代Let's Note CF-R1のHDDをSSDに換装する
2003年2月発売の初代Let's Note CF-R1のHDDが廃れてきて(そりゃそうだ)、カラカラという音がひどくなってきていました。Windows XPのサポート期限の2014年4月までなんとか延命させたく、いっそのことSSDに換装をしてみたのでそのまとめです。
(せっかちさん向け)CF-R1のHDD→SSD換装のまとめ
CF-R1のHDDは特殊HDD?
SSDに換装する前にもHDDを交換したいと思っていたのですが、どうも初代Let's Noteで採用されているHDDは省電力設計がされているため少々特殊なようで、先駆者達がかなり無茶されていました。
総じて、「IDE HDDの41ピンと44ピンを曲げる」のがコツらしく、さらにSSDの相性によっては認識されない場合があるので1ピンと42ピンを10KΩのカーボン抵抗でつなぐとかかなりHackされていて正直これはしんどいです。
CF-R1のHDDの仕様と対応方法のまとめ
- 仕様
- CF-R1のHDDは、東芝製の2.5インチ IDE HDD(自分の場合はMK4020GLSという型番でした)
- 41ピンがロジック電源(3.3V)/42ピンが駆動用(5V)。※これが特殊
- 市販のHDDは、41ピンがロジック電源(5V)/42ピンが駆動用(5V)なので、そのままだとロジック側電圧が足りなくて認識できないし、HDD内部で41ピンと42ピンが内部でショートしている場合はマザーボードがお亡くなりになる可能性がある
- 対応方法
- 41ピンと42ピンが内部でショートしている場合→41ピンは不要なので抜くか曲げて絶縁する(抜くと後で使い回せないので曲げる人が多い)
- 41ピンと42ピンが内部でショートしていない場合→41ピンを42ピンとショートさせる
- 44ピンは使わないので曲げておく
44ピンを曲げるのは、もともとIDEの44ピンはRESERVEDピンのため特段必要がなければ不要ということもあり、CF-R1のコネクタ側でマスクされているため(ピンが刺さらないようになっているので)、曲げておかないと刺さらないからです。ちなみにIDEのピンアサインは、通信用語の基礎知識 が分かりやすいです、これはブクマするべき。
以上の情報から、ピンの加工をせずにCF-R1に最適なSSDは
- 41ピンがハリボテ(ピンがない、もしくはあるけど絶縁されている)
- 41ピンの内部と42ピンが内部でショートしていて、42ピンの5Vがロジック電源になるもの
- 44ピンがない
となるのですが、探したらやっぱりあるんですね。
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