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mikanmarusanのブログ

テクノロジーとかダイビングとか

泳ぎの不得意な自分がスキューバライセンスを取ってみた!

嫁がスキューバダイビングのライセンスを学生時代から持っていて、海外旅行のたびにダイビングやろうよといわれ続けて早3年以上。
2年前ぐらいにオーストラリアのケアンズグレートバリアリーフ(世界遺産)の中で体験ダイビングはした事があるが、あの時は船酔いでそれどころじゃなかったorz

水泳が得意じゃない自分が一大決心してダイビングライセンスを取ったのでそのメモ。後学のためにどうやったか教えてよと会社でも言われていたので多少需要あるのかもと思って書いてみる。

スキューバライセンス(Cカード)について

まずはそもそもライセンスを取る目的について。

スキューバダイビングのライセンスとは民間指導団体の認定証(Certification=Cカード)のこと。ただし免許じゃないので法的拘束力はないけど、体験ダイビングの場合はインストラクターの引率のもと限定水域内でしか潜れないのに対して、Cカードを持っているともう少し深いところまでバディと一緒に潜ることができる。

簡単にまとめてみるとこんな感じ

体験ダイビング Cカード保持(PADIオープンウォーターダイバーの場合)
インストラクター引率 必要 不要(バディシステム) *1
最大深度 12m? 18m
機材レンタル/購入 できない できる

Cカードが複数の民間指導団体から発行されていて、日本にも30団体以上あるらしいけど、いいダイビングポイントは海外にあったりするので国際的なダイビング指導団体を選ぶのが吉。というかダイビングショップによってはCカードの指導団体によってはダイビング出来ないところもあるらしいので、国際指導団体を選ぶのはぶっちゃけ必須かもと思う。

指導団体ごとに微妙にCカードの名前が違うんだけど、指導内容とCカードのライセンス内容は基本的に一緒。よく調べてみたらISO規格だった(ISO 24803:2007)、すごいなISO。

全世界のダイバーの60%が所属しているのがPADIらしいので、長いものに巻かれてPADI希望(嫁もPADIだし)。今回はインストラクターを必要とせずバディシステムでダイビングができる、PADIオープンウォーターダイバーの取得を目標とした。詳しくはリンク先参照で。

PADIオープンウォーターダイバー

以下がPADIオープンウォーターダイバーの講習内容とライセンス内容になる。

  • 講習内容
    • 知識開発5セッション
    • プール実習5セッション
    • 海洋実習4ダイブ
  • ライセンス内容
    • インストラクターの引率なしにダイビングができる
    • 最大潜水深度は18m
    • ダイビング器材の購入やレンタルをすることができる

講習は複数日にわたるので大体↓のようなタイムスケージュールになってくる(あくまで例だけど)。あとで書くつもりだけど自分は海外で取得したというのもあって、日本で事前に学科実習を90%ぐらいして、現地ではプール実習と海洋実習と学科試験だけやるパターン(B)にした。

(A) 2日コース
2日間で全て終わらせるコース。マジできついらしい。
AM PM
1日目 学科講習・プール講習 海洋講習(1ダイブ)
2日目 学科講習 海洋講習(3ダイブ)
(B) 2日コース(事前に学科学習)
ダイビング現地ではプール実習と海洋実習のみとして、事前に自宅やダイビングショップで学科講習を9割方やるか完全にやってしまうコース
AM PM
1日目 プール講習 海洋講習(2ダイブ)+学科講習(事前学習の復習)
2日目 海洋講習(2ダイブ) 学科講習(学科試験のみ; すぐ終わる)
(C) 3日コース
一般的なコース
AM PM
1日目 学科講習 学科講習
2日目 プール講習 海洋講習(2ダイブ)
3日目 海洋講習(2ダイブ) 追加講習orファンダイブ

ショップ選び

意外に重要なのはライセンス講習を実施するダイビングショップ選びだと思う。ライセンスを取るときにお世話になるインストラクターは、自分のCカードに未来永劫記名されるから、あとでCカードを見返した時に良い思い出が浮かぶようなのがベストだと自分は思う。
ダイビングは健康であれば誰でもできるけれど、海の中のスポーツだから万が一の時のリスクも高いので、そのあたりでも安心できるショップを選ぶのは重要なのではなかろうか?自分が考えたショップ選びのポイントはこんな感じ。

日本か海外か

日本だと、ダイビングに最適なシーズンは夏に限られる。それは海水温が低いから。もちろん沖縄あたりに行けば海水も温かいし、冷たい水でもダイビングする方法もあるけれど、寒いの得意じゃないので(脚すぐつりそう)、海水温は非常に重要だと思う。

海外(特に常夏の国)は、ダイビングポイントも多いし、水も温かいし、ついでにリゾート満喫ってのもいいよねと思う。外国語恐怖症の方こんにちは。日本語通じなかったらどうしようという話ですが、海外のダイビングスポットはありがたいことに日本人インストラクターがたくさんいるし、水中って話せないからハンドシグナルなのでバディが外国人でも問題ないない。

特にサイパンあたりだと、英語はhelloとthank youとお金の勘定ぐらいでしか使わないのでいいかも(英語の勉強には全くならない)

ダイビング指導団体

ショップが加入している指導団体は、言うまでもないけどチェックすべき必須項目。個人的な感想だけど、PADIとNAUIばかりだと思う

その他のポイント
  • スタッフ
    • 事前に会えるわけじゃないのでこればかりは運もある。ただし2chとかの口コミやサイトのブログなどを見ると大体の雰囲気はわかるかも。ちなみに綺麗なWebで綺麗なショップの写真があるところがいい場所とは限らないので注意。
  • 器材の販売を強く勧めてこない
    • 日本のダイビングショップでよく見かけるのがこれ。日本で他のショップよりずいぶん安いなと思ったら器材購入費は別途いただきますとか平気で書いてあったりする。
    • ダイビングは器材に依存するスポーツだから、自分専用の器材があればなお良いと思うけど、とりあえずまだダイビングのダの字もわからないのに器材とかわからないよね?なのでとりあえずはレンタルで可。
    • 海外だと器材を購入しても持って帰るのが大変ということもあって器材の売り込みは少なそう
  • 少人数制(できればマンツーマン)で教えてくれるか?
    • 他人のスキル練習を眺めてもつまらないし時間の無駄なので、できるだけ少人数で教えてくれるショップがいいと思う。少人数でも講習費用が変わらないショップもあるので良く探すと良いかも。

自分の講習内容&ショップ選びまとめ

自分は寒いのが嫌だったというのと、ちょうどオバマも日本に来るというので(関係ない)、11月にサイパンで取得した。11月のサイパンといえば平均気温27℃(東京は13℃な)、ついでに$1=¥90なので、勝ち組だった予感。

場所 サイパン
日程 2日間(学科は日本で事前学習)
ショップ Mariana Sports Club Saipan(PADI 5Star Dive Center) 以下、MSC
指導団体 PADI
インストラクタ 穐丸さん@AQUASOUL SAIPAN*3
講習費用 事前学習用のテキスト(¥4200), 講習費用($300), Cカード申請代($50)
その他 11月のサイパンはオフシーズンなので、マンツーマン指導

講習費用とCカード申請代金は現地払いで、決済時のレートが$1=¥90.973だったので、講習代金はトータルで以下の通り。

講習代 = (90.97300 * $350) + ¥4,200 = ¥36,040

ちなみにマンツーマン指導+器材レンタル代+ホテルまでの送迎込みでこの値段。日本と比較すると破壊力ある低価格でございました、めでたしめでたし。この低価格というのも海外でライセンス取るメリットだと思う。ダイビングショップとはメールで予約したよ、もちろん日本人スタッフだったので日本語でおk

講習

ここからは講習の話、特に思い出が強いものを書いておくことにする。うそ、覚えているものだけしかもう書けない。。

学科講習 #1@自宅

DVDを見た後にマニュアルを読んで練習問題を解いていくというのを5セクション分繰り返す。マニュアルだけでも250ページあるので結構時間かかった。全部眼を通して練習問題を解くのに1日半かかったorz

マニュアル
DVD

現地では1日目の海洋実習後に、自宅で学習してきたことの復習と練習問題を実施した。特にダイブテーブルを利用したダイブプランニングについてはきっちり教えてもらった。いまはダイブコンピュータがあるから自動的に計算できちゃうけれども、潜水病(減圧症)を防ぐためには必須。

プール講習

1日目の9:00〜11:30までプール実習。人生で初めて2時間もプールに入ることになり相当疲れた。

  • 器材の装着方法
    • 太り気味のためウェットがきつくて装着時に手の皮が剝けた...
  • レギュレータ(息を吸うやつ)が外れてしまったときにリカバリとクリア(中に水が入ってしまってるからそのまま吸うと水を飲んでオワタになるので水を外に吐き出す方法)
  • マスククリア(マスクに水を全部入れて鼻息で抜いてあげる)
    • はじめはうまくいかなくて、鼻で水を吸いホント死ぬかと思った
  • マスク脱着
    • マスクを取ってまた付け直す。もちろん中に水が入っているのでマスククリア
  • エア切れになってしまった時のためにバディの予備の空気源(オクトパスという)を吸う方法
  • ハンドシグナルの練習

もっとたくさんやっているけれども、ここでは省略。昼食時にはすでに満身創痍の顔だったかもしれない。とりあえずマスククリア怖い。真水が鼻に入るとしみる。イントラのアキマルさんが優しすぎて泣けた。やっぱりマンツーマン指導なのでだめだめな自分をしっかり見てくれたよ。

驚いたことはマスククリアでビビリすぎたのもあって、レギュレータから大量の空気を吸うんじゃなくて飲んでいた(to胃袋)ということ。プール上がるときとか、昼食時にこの世のものじゃないぐらいの量のゲップがでました、ゲプゲプ。

海洋実習(2ダイブ) #1

1日目の午後は、海洋実習。ダイビングポイントまで道なき道(ジャングル)を4WDで突き進んで、LauLau Beach(ラウラウビーチ)へ到着。ラウラウビーチは初心者用のダイビングスポットでかなり遠浅なビーチになっている。この日はサイパンの11月にしてはかなり暑く31℃。なので水中から海面に上がってくるときは風呂に入っているように熱く感じた。

  • サイパンのダイビングショップ紹介のLauLauビーチ

主な実習内容

  • レギュレータリカバリ
  • マスククリア
    • 水中6mぐらいのところでやったんだけど、ここで水飲んだら本当に死ぬんだろうなと思ってやってました、アハハ。
  • 中世浮力
    • 浮きも沈みもしないようにするダイバー必須の技術

ダイビングスキル練習のあとは水中探索!やばいプールと違って楽しすぐる!!と思ったらもう一度マスククリアのスキル練習...。アオヤガラという青白っぽくて細長い魚が、マスククリアの必死な時にこっち見て去っていった。このやろう。

LauLauBeach 1本目 2本目
深度 8m 10m
潜水時間 25分 30分
気温 31℃ 31℃
水温 29℃ 29℃
透明度 20m 20m

1日目終了、疲れすぎて20時に寝るという事態。せっかくサイパンにいるのにー。

海洋実習(2ダイブ) #2

2日目は朝から海洋実習。この日もラウラウビーチ。前日と違って干潮だったのでちょっと水が濁り気味。

主な実習内容

  • レギュレータリカバリ
  • マスク脱着
  • 水中ホバリング
  • コンパスナビゲーション
  • エア切れの時の緊急浮上
    • たった5mなのに息吐きながら浮上するのがものすごくきつかった。

で、スキル練習の後はお待ちかねの水中探索。水中6mぐらいのところにイソギンチャクとクマノミのセットがあった。指を近づけるとクマノミが攻撃しようとしてきたり、イソギンチャクに触れたら吸い付いてきた(イントラに触れてごらんと言われ触れたんだが、水中で毒ですといわれてガクブルした)

LauLauBeach 3本目 4本目
深度 8m 14m
潜水時間 35分 35分
気温 32℃ 32℃
水温 29℃ 29℃
透明度 10m 10m

別の女性バディとダイビングをしていた嫁とイントラとムーミン村という店に昼食。名前完全にパクりじゃん。でも味はかなり良かったし、たったの$8!。日本だったら¥1,200だと思われ。

学科講習 #2

プールと海洋実習が終わったので調子にのって昼食を食べ過ぎた後の学科試験。これは完全に罠、眠すぎる...。50問の4択テストで、38点以上で合格。「落ちたら体験ダイビングになりますから」とイントラに脅されるものの無事合格!

これで俺もダイバーだ!

晴れてダイバーに


PADIに送るライセンスの申請書に英語でいろいろ記載して(といっても名前と住所ぐらいだけど)、日本から持っていった証明写真(30mm*40mm)2枚を貼り付けて提出。この資料がアメリカのPADIに送られ、CカードPADIからショップに届き、ショップが日本へ送ってくれるそうだ(1ヶ月ぐらいかかる模様)

その間ダイビングできなくね?と思ったらテンポラリのCカードを頂いた。expires after 90 daysと書いてあるので、90日間限定の模様。

サイパンで証明写真を取れるところはぱっと見なさそうだったので持っていくといいと思う。ただイントラが言うには、申請書のこの枠の中に写真を貼っておけば別になんでもいいんだよ。といって枠を見せてくれた。40mm*50mmぐらいのでかい枠だった。。。なるほどデジカメでその場で撮影しても問題なこれw

ダイバー認定されてはじめてのダイビング(グロット)

2日目の午後は、嫁が午前中の女性バディともう1本潜るというのでダイバー認定された自分もめでたく同行。これがファンダイビング(fun diving)というやつね。
記念すべきダイバーとしてのはじめのダイビンは、サイパンで人気№1ポイントのGrotto(グロット)。サイパンだけじゃなくて世界的にも有名らしい。

  • データ
Grotto 1本目
深度 24m
潜水時間 34分
気温 32℃
水温 29℃
透明度 30m

水深24mってのにビビリながらも、すごく綺麗で感動した。『優雅に見える白鳥も、水面下では必死に水を掻いている』という言葉もあるけど、決して優雅なダイビングになってないのにも関わらず必死でした、ホント必死w

以下写真、いくつかは翌日に別件でまたグロットに行ったとき(あんたも好きねぇ)の写真も入ってます、サーセン。写真を$20で購入してるんでいいよね。

まとめ

自分のライセンス体験をまとめるとこんな感じ

  • とりあえず国際的な指導団体を選ぶ(できればPADIがいいと思うよ、個人的には)
  • 常夏の島で講習するとあったかいし幸せ+円高だとさらに幸せ
  • 少数制(できればマンツーマン指導)がいいよ
  • サイパンのグロットはすごい、やっぱり世界的に有名なところは違う

Q&A

必要かはわからないけど、自分も心配だったから一応

  • 視力悪いけど大丈夫?
    • 使い捨てのコンタクトなら大丈夫。ただ水中で眼を開けるとコンタクトが大海原に流れていくのでマスククリアのときとかは眼をつぶっていいよと指示がでた。度つきのマスクもあるので心配ならその場で言えば準備してくれるっぽい
    • ついでに海中のほうがものが大きく見えるので多少くっきり見えます、ウマー
  • 本当に泳げなくても大丈夫?
    • 中学のころ「ドザエモン=水死体*4」と呼ばれたことがある自分でもライセンス取れたので多少泳げれば問題ない。
    • ただ泳げたほうが、万が一の時に慌てないかもしれないとは思う。ってことで自分もジムに通ってクロールと平泳ぎは泳げるようにはなったよ、大体400m-500mは続けて泳げるレベル、フォームは相変わらずひどいと思うけど。

*1:単独で潜水せず、2人以上でお互いの安全を確認し合いながら潜ること

*2:B-CASみたいで一瞬憎悪を感じたりした

*3:諸事情でMSCにお手伝いに来られてた

*4:今だったら確実に「不適切な発言をお詫びします」レベルかも